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2014年3月12日に卒業式が、4月8日には入学式が未来への希望を抱きながら、厳粛裡に挙行されました。今年は、校舎改修工事のために体育館が使用できず、いずれも会場は西新井駅そばの「西新井文化ホール」でした。
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【卒業式】 |
今回の卒業生は270名。3年間、一日も欠席しなかった卒業生は23名にものぼり、皆勤賞が授与されました。
国歌と校歌が歌われましたが、校歌は美しいハーモニーのある合唱となっていました。1年、2年の時の合唱祭の成果が自然と出たのでしょう、羨ましい限りでした。
大窪伸幸校長は、ご挨拶の中で、「卒業式は人生の出発式であり、周囲の方々に感謝の念を忘れず、また、自分の可能性を信じ、プラス思考で生きてほしい」等、立派に高校を卒業し、新たな人生に旅立つ卒業生に教訓と励まし、期待を訓示されました。
同窓会の金成秀幸会長は、「世俗的な利害・打算の絡まない高校時代での友人と先生を大切にしてほしい。人間の能力には大差なく、努力は報われる。他人を思いやる心をもって、思い切り楽しく生きてほしい。そして、8年後の母校創立100周年を共に祝おう」と後輩に呼びかけました。
在校生代表の2年生は、送辞の中で、「先輩達が、弥生野祭、体育祭、合唱祭等の学校行事の練習や受験勉強に取り組む姿勢にいろいろ教えられました。先輩達が培った『自由な校風と責任ある行動』という伝統を引き継いでいきます」と述べていました。卒業生代表は答辞の中で、「私たちが入学したのは311大震災の直後。その後、様々な学校行事で、皆で一つのことをやり遂げた達成感は忘れられません。修学旅行で行った長崎での被爆者の話、校舎の改修工事、入学時には大きかったがいつしかぴったりになっていた制服」等々、悲喜こもごもであった高校生活を涙ながらに振り返っていました。
式は、美しいハーモニーを奏でる卒業生、在校生による「旅立ちの日」の合唱で終了しました。
月変わって、入学式が桜満開の4月8日に挙行されました。新入生は277名。
大窪伸幸校長は、ご挨拶で、「伝えたいことは三点、一つは、これからの高校生活三年はその後の人生の土台作りであり、練習、勉強等、努力しない者は本番で成功しない。二つ目、企業が求めるものはコミュニケーション能力、クラブ活動、学校行事等の高校生活でこの能力を培ってほしい。最後に、規範意識を身につけること。足立高校90年の伝統を引き継ぎ発展させてほしい」と述べられました。
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【新入生代表宣誓】 |
小笠原靖PTA会長は、来賓ご挨拶の中で、「足立高校の伝統の一つは、私たちにも『こんにちは!』と元気に挨拶してくれることです。教科書で学びきれない知識と経験を3年間の学校生活で体得してほしい」と述べられました。
この後、新入生代表は、「新入生代表宣誓」の中で、「勉学に励むと共に、ボランティア活動、部活動、生徒会活動を通じ、感謝の気持ちをもって、足立高校で自分自身を磨きながら充実した生活を送り、地域社会にも貢献し、将来の夢の実現に邁進したい」と力強く宣誓しました。
最後に、先輩在校生約30名が壇上にあがり、美しいハーモニーの合唱で「校歌」を紹介しました。これは、私たちの時代には無かったことで、母校の「校歌」のみならず、「合唱力」も新入生に強烈に印象付けられたのでは、と思いました。これも、32年間も続く合唱祭の成果なのでしょう。
伝統はかく引き継がれむ送・答辞
同窓会事務局(18期生 金成秀幸) |
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