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これまでの校旗は、今から70年前の1952年3月卒業の3期生によって寄贈され、2万人以上の生徒を迎え、見守り、見送ってきてくれましたが、劣化もかなり進んでいました。
昨年9月、同窓会は、旗の状況と翌2023年が母校創立100周年であることから、創立100周年を記念して新校旗を母校に寄贈するため、寄付金募集を開始しました。
既にご報告いたしましたように、募金総額は目標の製作費見積100万円を大きく上回り、また、寄付金の募集開始後、学校を共に支援しているPTAと話し合いの結果、費用折半の連名で寄贈することができました。
ここに、同窓生の母校への熱い思い改めて感じつつ、心より御礼申し上げます。
新しい校旗の初舞台は、この2023年3月に挙行された第74回卒業式です。写真でもお分かりのように、これまでの校旗のデザインをベースに、サファイアブルーを基調にした落ち着きと風格のある立派な校旗です。
母校は1950年(昭和25)1月に、それまでの「東京都立足立高等女学校」から「東京都立足立高等学校」に改称され、この年の3月3日に第1期生19名が卒業されました(同年4月1日の生徒在籍数は450名と記録されています)。
母校の卒業生には、一人ひとりいわゆる卒業生番号が付けられています。今年も卒業証書授与式では各クラスの代表一人が壇上に上がり、校長先生が代表者の氏名と卒業生番号を読み上げられました。1組のクラス代表者の番号は24,945号でした。2組の方のは25,003号です。この番号を聞いた時、100周年のこの年に、1950年の第1期卒業生から数え、母校の卒業生が2万5千人を越えたという事実に、言い知れぬ感動を覚えました。母校の創立年は1923年ですから、それから1950年までの卒業生を加えますと母校の同窓生の数は約3万になるものと想定されます。
同窓生3万人という人の数の大きさに、100年という母校の歴史の重さを改めて思います。同窓会は、次なる200周年に向け、母校を介する同窓生の絆を大切に、「わが青春の故郷」である母校の更なる発展を支援し、そのことを通じて日本社会に貢献する、その第一歩をこの創立100周年に踏み出します。
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2023年3月卒業式壇上の新校旗 |
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2023年3月、PTA会長・同窓会長から学校長への新校旗寄贈
写真右から: 学校長、PTA会長、同窓会会長
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母校の校旗
写真右から: |
足立実科女学校{1935年(昭和10年)に改称}の校旗 |
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前校旗{1950年(昭和25年)に作成} |
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新校旗{2023年(令和5年)、母校創立100周年の年に作成・寄贈} |
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