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「同窓生講演」(旧称「進路体験発表会」)は、本年6月18日、新たな名称の下、有意義裡に、無事終了しました。この講演は学校の進路指導の一環で、在校生が在学中に実社会経験者である同窓生の話を聞いて、
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講演開始前の講師への校長先生挨拶 |
高校卒業後の進路を考える際の参考になれば、
という趣旨で毎年1回実施されています。
今から10数年前、母校は(注:以下の「」内文章は、足立高校創立90周年記念誌の「特集② 進路体験発表会のあゆみ」から抜粋)、「生徒が入学してから卒業までの間、進学先や職業など進路全般についての的確な情報を得たり、その情報をもとに生き方について考えたりする系統的な進路指導が十分になされていない」という「大きな課題」をかかえ、「さらに、大学受験浪人を含めた進路未定者が卒業生全体の約25%にのぼっていた」。
このような状況の中で、学校は、進路指導の改善強化策の一つとして同窓会に新企画への協力を要請し、同窓会は直ちにその要請に応じ、同窓会の母校支援事業の一環として同窓生に講師を募り学校に紹介しました。
平成15年6月23日、第1回「同窓生講演」はこのように実現しました。
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教室での講演風景 |
この企画は、在校生が同窓生講演を通じ、「高校生活がいかに将来の実社会と密接に関連しているか」を具体的に理解し、勉学や部活への意欲が高まることに貢献していると、在校生、学校、PTAから高く評価されています。
「同窓生講演」は、年1回、全在校生に行われていますが、今年は、体育館改修工事のため、1、2年生対象の全体講話が実施不可となりました。しかしながら、従来の倍の14名もの同窓会会員が講師役を引き受けてくれましたので、3年生に加え、2年生への講演も実施できました。講師陣は12期から22期の女性3名、男性11名で、卒業後の人生経験年数は、43年から53年に亘ります。経験業種も、工業デザイン、大学・高校の教師、専門学校、レコード制作、演劇、不動産、健康スポーツ、出版、NPO、防衛、投資、医師、会計事務と、ヴァライティーに富んでいます。
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教室での講演風景 |
在校生は、自分の教室で、3人の講師から20分の講話を別々に聴きます。3つの異なる実社会経験を聴ける訳で、卒業後の実社会がどんなものか、そこで個人は何を求められているのか、がイメージできます。また、実社会に入って初めて分かる「自分の人生における高校時代」を先輩から直接聴き、これからの高校生活をどのように送るか、改めて考えるきっかけになります。
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教室での講演風景 |
今年の同窓生講演を、在校生、講師、先生方はそれぞれどのように受け止められたのでしょうか?それぞれの感想、評価は、本年9月に発行予定の「さやか野」第18号で報告されることになっております。
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